媒体毎のマスター入稿方法

CD量産のマスター

CD大量生産の方式は大別して2種。
CDプレス(Replication)CDデュプリケーション(Duplication)がある事をご案内しておりますが、このページでそれぞれのマスターについてご案内致します。

CA-DA量産用マスター

・CDプレス用のマスター

最近はCDプレスのマスターとしてCD-Rでの入稿を受け付けるCDプレス工場が増えました。
とはいえ、CD-DAとして作成されたCD-Rをマスターにすると、ミックスダウンされた音源からAD変換⇒DA変換⇒AD変換の工程を経てCDプレス量産用のスタンパーを製作する為、多少の音質劣化が生じます。
できるだけミックスダウン時の音源に近い状況でのAudio再生結果を得る為に、現在ではDDPでのマスター入稿が主流です。

参考:下表はCDプレス工場で受付できるマスター媒体で一覧です。

媒体 データ形式およびフォーマット 特徴
U-Maicテープ(3/4テープ) PQエンコード(*1)済のもの テープが高額
記録再生機材製造販売終了
PMCD(*2)
(Pre Master CD)
「CD用CD-Rマスタ運用基準」として1994.6.2に社団法人日本レコード協会が定めた仕様 専用ソフトとハードが必要、ハードウェアは既に製造販売完了
DDPファイル(*3)
(Disc Description Protocol)
圧縮ファイルのDDP.Ver2.0フォーマットに準拠するもの CD-DA用マスター物理的音質劣化無し
CD-R(WO) Disk at once(ディスクアットワンス)で書き込まれた、CD規格に準じたもの

手軽で安価
市販CD-Rで入稿可

*1 PQエンコード
CDがAudioCDとして機能する為の必要情報、トラックID / ISRC / POSの各コードが記録されたCDマスターデータ

*2 PMCD(プリマスターCD)
CDプレスの際に必要な情報全てを記録したCD-R(WO)
PMCDをマスターとして工場入稿する場合、CUE SHEET等の添付が求められる

PMCDに記録されるマスタ情報
ディスク情報 サブコード情報
発売会社名またはその略号 Pチャネル情報
レコード商品番号 Qチャネル情報
マスタディスク番号 POSコード情報(必要な場合)
マスタディスク作成年月日 ISRC情報
その他

社団法人日本レコード協会 「CD用CD-Rマスター運用基準」 より
https://www.riaj.or.jp/issue/ris/pdf/ris105.pdf

*3 DDP (Disc Description Protocol)
スタンパを作成する時に、DDPフォーマットで入稿すれば直接マスタリング(スタンパ製造)できるため、PMCD 等のようにCD-Rに音源を書き込んだマスターよりも音質劣化が少ない

シードットが通常お預かりするCD-DA量産マスター

CD-DA量産用マスターとしてCDOTでは下記3種類を受付けています。

1.

完全マスターCD-DAのCD-R : CDプレス用/CD-Rデュプリケーション用
音源ファイルからご自身でiTunes等を利用して簡単にCD-DAを作成して、手軽に入稿できます。
CD-DAを作成する際に、マスター音源から多少の音質劣化が生じます。
また、CDプレスの際に一旦オーディオ再生をしてスタンパーを制作する為、この際にもAD変換のロスが発生しますが、一般のオーディオ機器ではわからない程度の音質劣化です。

※CD-Rにデータを書込む際の書込み速度は4~6倍(8倍以下)がオススメ。
CD-DAのデータフォーマットには書き込まれたデータのエラー検証機能がありません。
CD-R書込みエラー回避の為、高速の書込みはオススメしていません。

2.

完全マスターBINイメージ+CUEファイル : CDプレス用
音源データをデジタル化したBINイメージファイル とトラック情報等を記録したCUEファイルでご入稿いただきます。
=参考=
BINイメージとCUEファイルを作成できるフリーソフト ImgBurn

3.

DDP : CDプレス用
マスター音源をそのままデジタル信号としてマスターイメージファイルに展開する為、音質劣化が無く、多くのメジャーレーベル様はこのマスター形式で入稿されます。
CDプレスのマスターをインターネットで入稿したいというお客様には、DDPファイル、またはBINイメージファイルとCUEファイルでのご入稿がオススメです。
あわせて回線エラーによるデータ破損の有無を確認するためにチェックサム(*4)もお届けいただくと安全です。

*4 チェックサム
ファイルの同一性を検証する符号、または符号値。
本来のチェックサムとはアルゴリズムが異なるが、より信頼性が高いといわれるCRCの符号値やMD5のハッシュ値をチェックサムの代用として使用される事が多い。
参考) FastHash : CRC/MD5等の値を計算する便利なソフト

CD-ROM量産用マスター

CD-ROMのCDプレス用マスターは一般にCD-Rにデータ書き込んだものとなります。

CD-Rにデータを書込む際の注意点を以下にご案内します。

-基本-
・マスターにするCD-Rには、必要なファイルをまとめて一度だけで書込み完了とすること。
・パケットライト(InstantBurn、DirectCD、InCD、B’sClip等)ソフトや、Windowsでドラッグアンドドロップによる書込みはCD-ROMのマスターとしては不適切です。
マスターCD作成には、CDライティングソフト(ImgBurn、NERO、CREATOR、B’sRecorder)等でCD-Rにデータを書き込んで頂くようにお願いします。

-注意-
WindowsXPでブランクCD-Rを挿入すると開くダイヤログで「書込み可能なCDフォルダを開く エクスプローラ使用」を選択して書き込んだCDは、マスターとしては使用できません。Windows7でも同様、自動再生で開くダイヤログの「ファイルをディスクに書込む:エクスプローラ使用」で書き込んだCDは、マスターとして使用できません。

CDライディングソフトを使用して、下記の設定を確認してください。

  1. Disk at once(ディスクアットワンス)で書き込む。
  2. ディスク書込み後フィックス(追加書込みできない・クローズ・ファイナライズ)する。
    クローズされていないマスターをコピーのマスターとした場合、配布先で異なるデータを追記でき、その際に本来のデータを破損する場合があります。
  3. BurnProof、Justlink,BPRECなどの書き込み補助機能をOFFにして書き込む。
  4. 書込み時の電圧降下が無いように、書き込みに使用するPCの電源は蛸足配線にしない。
    (蛸足でなくても同一の電源系統に冷蔵庫やファンなどのモーターがある家電品等が繋がっていると、ファンが動作した時等、コンセントの電圧が下がることがあり、そのような場合は書込みエラーが発生することがあります。)
  5. 書込み速度に合ったディスクを使用し、基本的に20倍以上の速度は使用しない。
    CD-ROMの場合は8倍~16倍が推奨です。
  6. マスターCDのデータは694.48Mb未満(CD-DAの場合79分01秒未満)とする。
    原則650Mb未満(最大694.48Mb未満、CD-DAの場合79分01秒未満)ROMの場合、原則650Mb未満=オーディオプレーヤーにセット(再生してはいけません)した時の表示が78分58秒未満
  7. データCDの場合、ボリュームラベル・ファイル名・フォルダ名は基本的に半角英(大文字)数文字とアンダースコア(_)を使用する。
  8. CD-RWはマスターとしては不適
     CD-RWでご入稿の場合は、再入稿頂くか、有償にてCDOTでマスターCDRを作成します。
  9. 完全マスターCD-Rで入稿。
     CDOTでマスターDISCに一切の追加作業を行う必要が無いCD-Rでご入稿ください。
    追加作業が必要となる場合、別途有償での対応となります。
  10. 納期が迫っている場合は、念のため2枚のマスターをご入稿下さい。

※CD-Rに書き込むデータのファイル名について。
・MacOSの場合、半角英数字で255文字
 http://support.apple.com/kb/TA20771?viewlocale=ja_JP
・Windowsの場合、フルパスで半角英数最大260文字 
 http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/file-names-extensions-faq#1TC=windows-7

この使用可能文字以外を使用した場合には再生環境によっては文字化けしたり、文字数の制限をオーバーするとCDの盤面印刷データやジャケット印刷データ等でリンクファイルがある場合等、リンク切れのエラーが発生します。

CD-DAとCD-ROM、双方のデータが混在したEnhanced CD

CD-DAのデータはWAV等の音源ファイル、CD-ROMのデータはそれぞれのデータ又はBackUpファイルを準備し、それぞれをCDライティングソフト(エンハンスドCD対応品)でコンテンツとして登録してマスターCDを書き出します。

http://niusounds.blogspot.jp/2012/01/enhanced-cd.html
http://cdrtfe.sourceforge.net/cdrtfe/download_en.html

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